第57回ABD読書会開催報告:食べものから学ぶ現代社会

2026年1月17日(土)第57回ABD(アクティブブックダイアログ)読書会を開催しました。

今回取り上げたのは、食べものから学ぶ現代社会──私たちを動かす資本主義のカラクリ(著:平賀緑)

普段、当たり前のように口にしている“食べもの”から、現代社会の構造を見つめ直す一冊です。


「知っているつもり」だったことに改めて気づかせてくれる一冊

資本主義経済。スーパーに並ぶ商品の裏にあること。
ニュースや授業で聞いたことがあるはずなのに、本を読みながら、「ちゃんと知らなかった」と気づく瞬間が何度もありました。

食べものは、単なる商品ではなく、経済・政策・国際関係・企業の論理とつながっている。

そしてその構造は、私たちの日々の選択にも、静かに影響を与えています。

以下、ファシリテーターの青木さんのコメント

自分が知っていると思っていたことが、実はちゃんと知らなかったことに気づかされた。例えばお金の流れとか、食料自給率の話とか…

ただ、この本の中で、問題だとされていることについて、私の日常生活の中で何に気をつけると、改善されるのか?という点については、あまり見えてこなかった

読後のお話しで、「お金に影響されずに生きるには、どうしたらよいのだろうか?」という問いが、印象に残った。そういう視点で行政からのサポートがあると、この本で提起されている問題点は解消に少しずつ向かうかもしれない。

ヒトは動物なので、何かを食べないと生きていけないが、その根本が揺らいでいる。そんなことを感じた時間でした。

食べものは「個人の問題」だけではない

対話タイムでは、

  • 個人の選択だけで社会は変わるのか?
  • 行政や制度はどう関われるのか?
  • 「安さ」の裏側にあるものは何か?

といった問いが交わされました。


“知る”から“つながる”へ

未来共創イノベーションは、「感情」と「構造」と「未来」の3つを大切にしています。

今回の読書会も、
・感じたこと、考えたことを言葉にする
・背景にある構造を一緒に見つめる
・未来から逆算して、私たちにできる一歩を考える

そんな時間になりました。

アクティブブックダイアログは、ただ本を読んで終わるのではなく、対話の中の問いを通して、自分の気づきを分かち合い、他の人の視点に出会う場です。

誰かが決めた答えではなく、一人ひとりの問いから始まる学びを、大人の私たちも続けていけたらと思い、毎月開催しています。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
次回のアクティブブックダイアログ対話会は、こちらからご確認いただけます。