学力支援プログラム(読解力・計算力)
なぜこのプログラムを作ろうと思ったのか?
OECD Education 2030で示される「読解リテラシー」「数学的リテラシー」は、すべての学びの基盤です。しかし、全国学力・学習状況調査(令和6年度)の結果によれば、小学6年生の算数テスト(全16問)での正答数の最頻値は14問と、解けないような難問は出題されていないにも関わらず、“ほとんど正答できていない層”が一定の割合、存在していることがわかります。私たちは「平均正答数」には表れない、「見えていないつまずき」「放置される学力の穴」に課題意識を持ちました。
私たちが注力する課題と、解決方法
近年、地域の小学生の中に、文章を正確に読み取れず、四則演算にも不安を抱えたまま高学年に進む児童が増えています。
算数は積み重ねの教科です。1つの単元でつまずけば、次の単元も理解できないまま流れていきます。学校の授業は先に先に進んでいくため、たし算、引き算、掛け算といった計算力の土台でつまずいてしまった個々の児童の救済は構造的に難しいです。家庭学習や塾・予備校などで特別な対応が行われなければ、理解が不十分なまま無理に進み続けることで、 苦手意識が強まり、学習への自信を失ってしまうケースも少なくないと考えています。さらに、中学校に進学してから、前提となる計算力が不十分なまま授業を300時間以上受け続けたら……これは数学を嫌いにさせるには十分な時間でしょう。
この連鎖を断ち切るには、早い段階で「今わからない理由が“どこにあるのか”を明確にすること」が不可欠です。そのために必要な、読解力・計算力の測定テストと練習ドリル、事前事後アンケートを開発し、地域の町営塾などを通じて提供していきます。ただ点数を測るだけのテストではありません。単元ごとの依存関係をもとに、どこに戻れば理解できるかを診断し、子ども一人ひとりの“わかる”を取り戻す道を可視化します。成果は地域の教育関係者と共有し、継続的に活用できる仕組みを整備することで、全国の地域教育に波及可能な基礎リテラシー支援モデルを確立します。
私たちの到達目標
私たちが実現したいのは、「つまずきが早期に見つかり、当たり前に立ち戻って学び直せること」
「最低限の読解力、計算力を、より多くの子どもたちに保障すること」
です。児童のつまずきを早期に発見し、個々の理解度に応じて補習を行うことで、学ぶ楽しさと自信を取り戻すことを目的とします。一度つまずいたら取り返せない、勉強嫌いになるのが当然……ではない、学び直せる世界を一緒に目指しませんか。
私たちが提供するもの
対象:小学3年生向けの「読解力、計算力つまずきポイント発見テスト」
特徴:つまずいている単元の依存関係に注目し、復習すべき単元を可視化する
利用料:無料。

